2019.12.16

自分のことで大パニックを起こしているあいだに、べいびーちゃんは1000g越え。


今同じ体を共有しているとはいえ、私たちは元々別の人間なんだから

どうか私のストレスを無視してねと願っていたので、べいびーちゃんのたくましい心音に本当にありがとうと思った。


お腹も一気にでかくなり、電車で席を譲ってもらうことが増えた。日本のようにマタニティーマークをつけずとも、マレーシア人って妊婦に優しいんだなとよく感じている。

中でも心に残っているエピソードを2つ。



優先席に座ったおじいさんの目線にちょうど私のお腹があり、

私が妊婦だと気づいたおじいさんは隣のイヤホンつけてゲームに夢中の若者に「お前はよ前の妊婦に気づけ」な視線を送ってくれていた。しかし若者は気づかず。

次の駅で向かいの席が空いたときに、すかさずあっちに座りなさいと声をかけてくれたおじいさん。一駅分そわそわと過ごさせてしまったことが申し訳なく、とてもありがたくてじーんときた。



もう一つはグラブの運転手さんとの会話。

べいびーちゃんの性別が分かるまで、私は男の子の母になると思っていて、彼も男の子の父になるつもりでいた。

名前もずっと男の子の名前しか考えていなかった中、べいびーちゃんが女の子と分かってどうするどうするって2人で激しく動揺笑 女の子の親になることを受け入れられるまで実はけっこうかかったね。何を根拠に男の子と信じていたのか分からんが。


運転手さんにそのことを伝えると

「お母さんにとって女の子が必要だったから女の子の赤ちゃんがきてくれたんだよ。そういうものだよ」と言ってくれたの。


これがすとんと心に入ってきて。べいびーちゃん、大きくなったら一緒にカフェ行っていっぱいいろんなこと話そうねって久しぶりにおなかを優しくなでることができた。



色々あるけれど、人に支えられている。