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最近我が家で使う卵を変えたのでレポート!


マレーシアで在住日本人が食している卵は

①常温で売られている卵、②冷蔵庫で売られている生食可能なSAFEGG、③ローカル市場TTDIで買えるカンポンエッグ(放し飼いで育った鶏の卵とのこと、数日なら生食可能と聞きました)の3つのタイプに分かれるのではないでしょうか。


海外在住の日本人が恋しくなるものといえばの卵かけご飯。

日本でいうほど卵かけご飯食べてないやんと自分でも思うんだけど、海外だと恋しくて恋しくて...ということで②のSAFEGG(写真下)を長らく買っていました。



が!この卵に関してずっと言いたいことがあったとですよ


白身がね、食欲失くすくらい白濁しすぎ。

んで黄身がね、ほんと冴えない薄い黄色をしている

+なのに10個で14.50RM(約370円)と高い



生卵食べたいし、妊娠中は念には念を入れて安全とされている卵を食べたかったし、TTDIは遠いしでずっと複雑な気持ちのまま買っていたけど、ある日突然決別の時がやってきました。


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前述したSAFEGGは自社の専用冷蔵庫を各スーパーに設置していることが多いのですが、1~2か月前頃から新たな冷蔵庫が置かれたんですね↓



ニューカマーの冷蔵庫卵はNutri PlusのSCleanシリーズ!

価格は10個7RM(約180円)とSAFEGGの半額


Scleanシリーズの中から今回購入したのはTelur Kampung(カンポンエッグ)。SAFEGGより明らかに白身が透き通っているし(白濁してる卵のほうがめずらしいけど)、黄身もオレンジがかっていて濃い色~!


Scleanで卵焼きを作ったときに、黄色やーー!って感動するくらい色味が違いました。やっとおいしそうな卵焼きが焼けた涙


正直日本の卵も忘れちゃったから、例えばヨード卵・光と比べて黄身のこんもり感が足りないわね...とか言われたらすみませんってかんじなんだけど SAFEGGと比べたら個人的にはもう絶対こっち!


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気になる生食できるかどうかですが、下記ホームページには生食可能というワードは発見できませんでした。

個人的な考えですが、生食できるかどうかって結局のところ自己責任で自己判断するしかないと思います! 


そもそもマレーシア料理って100%生はないにしてもカヤトーストとかドライチリパンミーなどほかの東南アジア諸国と比べて温泉卵多用してる印象あるし、

冷蔵庫に入ってるんだったらOKなんじゃないかという判断をして...


たまごかけご飯にして何回か食べた! これ書きながら確認のためにも食べた!笑

私も旦那さんも大丈夫ですとしか言いようがないんだけど、2人とも元気にしとります。



ということで以上、卵レポートでした!



年中暑いマレーシアにぴったりのグリーンカレーつけ麺!!

さっぱりと冷たい麺もいいけれど、スパイシーなエスニック麺をヒーハーすするのも元気がみなぎってくるようで良い!


インスタでフォローさせていただいているarikoさんの食卓を参考に作ってみたらとてもおいしかったのでシェアさせて下さい。

※詳しいレシピは分からないので自分でアレンジしています


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【材料(2人分)】

ひやむぎ2束*

レトルトグリーンカレー*

ナス、しめじ、パプリカなどの野菜

めんつゆ50ccを水150ccでわったもの(3倍濃縮)

お好みで牛乳ひとまわし

お好みでバジルとレモン


作り方は、野菜を炒めてレトルトグリーンカレーとめんつゆを水で割ったものを投入。ここで少しマイルドにするために牛乳をちょろ。以上。

私はレモンを絞って爽やかさをプラスするのが好みでした!


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基本はいつものグリーンカレーに麺つゆを足すだけの簡単レシピなのですが

押さえておきたいポイントが2つあります!


①レトルトのグリーンカレーを使うこと

レシピによってはペースト状のグリーンカレーを使用しているものが見つかりますが、ちゃっと簡単に作るにはココナッツミルクを別途買う必要のないレトルトがおすすめ!

今回私が利用したレトルトグリーンカレーはRoi Thaiの500mlパック

ココナッツミルクやお水を足す必要がないので本当に便利。


日本の輸入食材店KALDIの売れ筋商品ということで知っている人も多いと思いますが、マレーシアのスーパーでも購入でき 価格は500ml/10.90RM(約280円)、250ml/5.60RM(約140円)。

KALDIの公式サイトでは250mlが税込158円だったので少しお得になるのかな。


②麺はひやむぎ(または細めのうどん)がおすすめ


そうめんのように細すぎず、うどんのように太すぎない麺を使うとグリーンカレーとの絡みが一層良いと思います! 去年冷凍うどんで試したときよりも、今回のひやむぎのほうが断然おいしく感じました。※arikoさんは稲庭うどん


これを書くときにそうめんとひやむぎの違いを調べました笑 ↓


実は以前Roi Thaiのグリーンカレーを作ったときは、評判のわりにコクが感じられず、野菜の水分が出すぎてしまったのか?と思うほど、ぼんやりした風味だったんです。


でも今回麺つゆを足して食べたら、ココナッツミルクのまろやかさとエッジの効いたスパイシーさの両方をしっかりと堪能できて美味しかった...。めんつゆを入れてるからといって急激に和風になることもなく、エスニックな味わいはそのまんま!これはよい~~~!


Roi Thaiシリーズはグリーンカレーほか、トムヤムクンやイエローカレーなどもあるので色々試してみるのもいいかもしれません!






マレーシアに来て間もなく2年。


マレー系ご飯が元々得意ではなく、中でもココナッツで炊いたご飯が苦手でナシレマとは距離を置いてきた私ですが、


産後突然ナシレマにどはまり!!謎!


行きたいマークで埋め尽くされているGoogle Mapから、ナシレマのお店がようやく日の目を見るときが来ました...


今回訪れたのはマレー系飯屋が多く並ぶカンポンバル。ナシレマと鶏足ロティが美味いと評判のこちらのお店へ!


【GERAI PAK HASSAN KAMPONG BHARU】

住所:31, Jalan Raja Abdullah, Kampung Baru, Kuala Lumpur



ネット記事で行列ができるとあったけど、私たちが訪れた11時頃は問題なく座れたので時間帯によるのかも。朝は混みそうです。


Quil City Mallまで徒歩5分の立地。

赤子を連れて行ったので、ご飯のあとにスタバで涼めてイオンで買い物もできて便利だった!


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ローカル店のコロナ対策は?


コロナの心配がある中でローカル飯屋はリスクが高いのでは?という心配があると思うので、はじめに店内の様子を紹介したいと思います。※安全の基準は各家庭で違うので参考程度に



ショッピングモールやレストランと同様、入口で検温・消毒、アプリまたは手書きでのチェックインが必要となります。

このようなローカル度が高い飲食店(雑貨屋さんなども含め)でもコロナ対策が浸透しているのがこの国のすごいところだと感心します



マレー系、インド系は手でご飯を食べる習慣があるので、だいたいどこのローカル飯屋でもこのような手洗い場があります。このお店はハンドソープと消毒液を常備



11時頃の店内の様子はこんなかんじ。テーブルは余裕をもって配されていて、屋外、さらに天井ファンを回しているので空気の循環はよいと思います


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いざ!ナシレマ&鶏足ロティ実食!


ナシレマのおかずは店員さんおすすめのチキンと牛肉煮込みの2種類を注文。


どちらも美味しいけど私は牛肉の煮込み派!

噛み応えある普通の牛肉なんだけど、深みある味わいが癖になり売り場に戻って追いソースをお願いしたほど。


旦那さんはチキンがタイプだったらしく「あ、これ本気でうまいやつだ...」とつぶやいていました。なんだそれ


何より、ほどよい塩味の効いたココナッツライスとコチュジャンのようなコク甘のサンバルソースが◎ 混ぜて食べたときのバランスが抜群でした。



こちらが当店名物の鶏足 KAKI AYAM!


ロティを頼むと自動的についてくるカレーが、このお店だと鶏足入りとなります。


遠い昔、ベトナムの田舎で暮らしていた頃に一生分の茹で鶏足(およびトサカ)を食べた私は、正直鶏足はいいや~と思っていたのですが、頼んで正解!


ロティはオイリー、もっちりが過ぎていて好みではなかったのだけど、

コラーゲンをたっぷり感じられる鶏足は最高。皆わんさか鶏足をお皿に盛っているのも納得の一品でした!


グロテスクな見た目にひるむことなく、ぜひ食べてみてほしいです。


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最後に注文&お会計について


(写真上)ナシレマ、ロティ、ドリンクと3つの売り場があるのでそれぞれ注文して受け取り、(写真下)お会計カウンターで前払いするシステムです。店主と思われる渋爺、かっこいい...。

渋爺はマレー語のみの対応だったので他の英語ができる店員さんにサポートしてもらいました。


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妊娠・出産・コロナと長らくローカル飯開拓から遠ざかっていましたが、

復活第一号店が大当たりだったおかげで「ローカル飯が大好きだ!」という気持ちを思い出すことができました。


溜まりに溜まったGoogle Mapの行きたいお店をつぶしつつ、新しいお店にどんどん挑戦していこうと思います。


以上です!




べいびーちゃん(赤子のお腹時代の呼び名)よ、大変申し訳ない。

あなたの母は今のところ全然友達いなくてさ、これからも出来る気配が微塵もないのよ。どうしようもない母で本当にすまぬ。

今後もママ友とかそういうのね、作れないと思うし子育てコミュニティに自分で飛び込んでいくこともできないと思うのよ。


だから母、チョーキットあたりのローカル市場行く!ローカル飯屋にも通う!


マレー系、インド系、中華系、おじちゃんおばちゃん、きっとみんなかわいがってくれる。だって大人の母でさえけっこうかわいがってもらえてる。

母ね、東南アジアの懐に全力で潜り込んでべいびーちゃんをみんなに育ててもらいたい。

そうやって自分らしく楽しく子育てをしたいと考えているんだよ。


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赤子が無事うまれたらどローカルな色んな場所に連れ出して色んな人にかわいがってもらおうと決めていた。


海外でひとりまともに子育てなんてできるわけがないと思っていたし(今も変わらずそう思ってる)、当時の私にとって闇雲に友達作りに励むよりよっぽど現実的な子育て方法な気がしていた。



出産後すぐにロックダウンとなり、2か月半は病院以外はほぼ引きこもり。

規制が緩和されてからも出かけるのはショッピングモールやきれいめの飲食店にしていたけど、最近ようやくローカル飯を解禁した。



待ちに待ったローカル飯。

復活1発目に選んだのは、のんびりと時間が流れるカンポンバルに位置するナシレマ&ロティチャナイ店。


このお店の詳細についてはまた後日書くとして、

がっつりマレー系屋台に突然あらわれた外国人、さらにベビーカー押してやってきたもんだから、店に到着した瞬間から私たち家族総出で浮きまくっている。お店がちょっとざわっとするほどの浮き具合だ。


そんな中でも居心地の悪さを感じずに、心地よい風が吹いてるね~なんてのほほんと朝食を楽しめたのは、お店の人もお客さんも私たち、とりわけ赤子にとても親切にしてくれたから。


てきぱきとテーブルを片づけている強面のおじさんが、あっちの席のほうがベイビーが涼しいから、と気にかけてくれた

隣のテーブルのお姉さんが赤子をあやしてくれた

店のおばちゃんが豪快に赤子に絡んでくれた(赤子ギャン泣き)

後ろのおばちゃんが「チョメルね So cute!」と赤子のほっぺをつんとしてくれた


とってもとっても嬉しい、赤子がマレーシアに包まれている。

"大丈夫、この国で赤子を楽しく育てていけるよ" と背中をさすってもらっているような温かな景色だった。



エッセイのタイトル「チョメルな小杉」

チョメル(Comel)はマレー語で【かわいい】【ちっちゃな】の意で、タイトルを決めたのはお店に行く数日前のこと。そしてこの日、おばちゃんが赤子に「チョメル」といったのを私の耳は聞き逃さなかった。


チョメル!このおばちゃんかわいいっていってくれた!生チョメルいただきました!と心の中で大興奮。エッセイのVOL.1には絶対にこのお店でのことを書こうと決めた瞬間だ。


ということで、突然スタートさせた子育てエッセイのはじまりに

わたしたちを温かく迎え入れてくれたナシレマ屋さんに心からの感謝を込めて。











































ドリアンを食べに連れて行ってくれたのは、日本大好き青年・テレンス君。

旦那さんの会社の後輩で、旦那さんのことをSenpai!と慕ってくれているとてもかわいい男子である。24歳...まぶしい若さよ。


テレンス君の車でドリアンで有名なPJのSS2(KL中心部から車で約30分)へ


ドリアン屋台があちこちに並び規模感やラインナップも様々なので、いくつかお店を見て回り私たちはDurian Man SS2にいざ入店!


【Durian Man SS2】

住所:33M, Jalan SS2/64, SS 2, 47300 Petaling Jaya, Selangor


初ドリアンに浮かれてお店の様子を撮り忘れたけど、ほかの小さめ屋台に比べてローカル度は低く私のようなドリアン初心者でも入りやすい雰囲気でありがたや。

広々としていて清潔、トイレあり。ソーシャルディスタンスを十分に保てるテーブルの配置で、赤子がいてもドリアンに集中できる環境だった!



ドリアンドリアン!うっかりつまづいたら悲劇


真剣に予習してこの日に臨んだので、ずらりと並ぶ品種名に喜びもひとしお...。

このお店で気に入った点は、英語でのコミュニケーションがとれ(私は片言だが)希望に合わせて丁寧におすすめを教えてくれたこと。もちろん味見も可能。

おそらくこのお店、コロナがなければ国内外からの観光客が大型バスで乗りつけるようなドリアンスポットなのではないかなあ? 外国人にすごく慣れてる様子だった。



注文はテレンス君に任せようと思っていたが「僕はお金がありませんのでいつもD24などの安いドリアンを食べています...もじもじ」笑


それならばおじちゃんおばちゃん奮発してMusang King(猫山王)は確定!

お店の人いわく猫山王はビターな味わいとのことで、もうひとつはスイートなUdang Merah(紅蝦)を試してみることに。


まずは紅蝦という名前の如く少し赤みがかったUdang Merah(1KG40RM

これがもうドリアンって本当に果物だったんだ!と感動するレベルで甘くてうまい!


ドリアンがよく濃厚なカスタードクリームと表現される所以が分かった気がする。ミルキー&スイート、口当たりはねっと~り且つやわらか~。クリームのように種から果肉をすくいとって食べるかんじ。

私はこのUdang Merahが大好きで、余裕でもう1個食べられるくらい気に入った!


続いてキングオブドリアン・Musang King(1KG60RM)

ビター&スイート!おいしいんだけどすまん!Udang Merahのが断然好き!


今書きながら思ったけどビターってどんな味だっけ...ほろ苦いかんじだろうけど、ほかに何かうまい表現法がある気もする...次回食べるときはドリアンの味わいや口当たりを的確に表現する言葉を見つけながら食べたい...。

さて、最後にあれだけドリアンに恋い焦がれていた旦那さんの反応ですが...


終始、Dumpling...って言ってた

Udang Merah食べて、どう?って聞かれてDumplingみたいて答えて

Musang King食べて、どう?って聞かれてStill Dumplingと答えていた...。


でもこれ間違ってはいない。本当に餃子のタネの味がする。


食べ進めるごとにそれを美味しいと思うか、still dumplingなのかが、ドリアン好きになるか否かの分かれ道なのかもしれない。



ということで初ドリアンinマレーシア完!





マレーシアに来て何度も不思議に思っていた。

この国に住む日本人はなぜにそんなドリアンドリアン騒いでいるのだろうと。


ベトナム時代、私の周りにはそんなドリアンに注目している日本人はいなかった。

ドリアンの旬に敏感に反応し、ビターだとかスイートだとか、

口当たりがクリーミーだとか、そんなこと誰も言ってなかったぞ(その代わりライチの旬には皆うるさかったし狩りに行ってた)


ドリアンの時期には同僚が嬉々として社内でドリアンをむさぼっていたり、中秋節にいただく月餅の中身がドリアン餡だったり、旅行のお土産がドリアン饅頭だったりと

ベトナムでもドリアンの存在感はかなりあったし、私自身も何度か食べたことはある。


ドリアンの印象ってただ臭い。本当にそれだけ。

味についてはパクチーより1億倍マシだけど別に要らない、という程度。



ところがどっこい。


マレーシアに来てしばらく経った頃から、ドリアン屋台から漂うドリアン臭を「あ...良い香り」と感じるように。もしかしてひょっとするとマレーシアのドリアンって皆が騒いでるだけあって本気で美味いんじゃないかという疑惑が浮上してきた。


旦那さんも同じくドリアンにとても興味があった。


マレーシアのドリアンって良い香りだよね!ドリアン食べてみたいな~俺1度くらいドリアンを食べてみたいんだけど...せっかくマレーシアにいるんだから食べといたほうがいいよね、あのチョーキットのドリアンチェンドルいつ行くの、今度●●がマレーシアにくるからドリアン食いに行こうかなあ、俺ベイビーちゃんが生まれたらドリアンに挑戦したいなあ...とこの1年様々な切り口でドリアンを食べたいと100万回くらい言っていた。


妊娠中はドリアンを食べないほうがいいという噂を聞いていたので(Grabの運転手さんにも何度か言われた)、産後4か月たった今ようやく私たち夫婦にドリアンを食べに行くチャンスが訪れたのである。




続く(引っ張りすぎなのは知っている)



◆写真はおばちゃんと乳あて、ときどき臭豆


今日は赤子を連れて病院へ行き、口腔外科と皮膚科をはしご。

2週間前から口を開けると耳横が痛くなるのと、産後突然足裏ががっさがさになりここ最近は歩くと痛むほどに。


緊急ではないのでしばらく放っておいたけど、何が楽しくてこんな毎日何回もきついきつい思いながらやり過ごしてるんだと病院行きを決意。

他のことについても同じだけど、こういう小さいストレスほどさっさと潰すに限る。


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赤子のミルクの時間まであと30分というところでようやく口腔外科が終わり皮膚科へ。

こんなに長くなると思っておらずミルク持参なしで、すでに赤子がぐずりはじめている。


関根勤をおじいちゃんにしたようなドクターにその旨伝え、ガチガチに皮膚が硬くなった足裏を差し出す。


診断名はcornとcalluses、すなわち魚の目とたこ。魚の目ってfish eyeじゃなくてcornなんだと感動! いわれてみればトウモロコシっぽい!


カッターでたこ部分を削ぎ落し、魚の目部分は何かで引きちぎるDr.関根(本名Dr.ガンガラム)、けっこう痛いぞ。


高級ホテルのような病院の片隅でこんな原始的な治療を受けている状況にツボる...。


視界の隅でぐずる赤子とそれをあやしてくれる非常にありがたき看護師さん。

そんな中、皮膚がいかに硬く分厚くなっているかをいちいち私に確認させたがるDr.関根。

そのたびに体を起こしカッターで削った皮膚をWow~ Oh..と大袈裟に確認する気遣いの塊のような私。


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なんだこのシュール&カオス。目の前の愛おしい私の日常。

前より少しだけこの国をいいかもと思えてる。赤子とともにマレーシアで生きている。


そうなんだ。こういうどうでもいい日常を私は日記に残したい。

たまにはマレーシア情報もいい。自分に酔いしれる真夜中の戯言もいい。


でもこういうのなんだ。

自分の感性を見逃さず残しておくこと、習慣にしたい。







夜中の書き物はしないと決めてたけど、今日はこれだけ残しておきたい。


さっきいつもの通り寝ている赤子の横に寝て頭やほっぺをなでくりまわしてちゅっちゅとしていた。

この1週間なんだか気分が乗らず、お弁当も夕飯もなあなあに。自分のランチもデリバリーしてどうでもいいものにお金を使って暴飲暴食。

今日なんて赤子の寝返りを見逃してしまった自分に凹んで泣いた。


3か月を過ぎた頃から夜中のミルクはなくなり、朝まで眠るようになった赤子

昼寝だってまとまって2~3時間してくれる。

起きてるあいだは本当にご機嫌で、泣くのはミルクとおむつ、眠い+黄昏泣きのみ。


赤子が手のかからないいい子だからといってほったらかしにしすぎてはいないか。


一人でごきげんに遊んでくれてるのなら、私は自分のことに時間を使いたい。

何日か分の夕飯の献立、レシートの集計、親に送ってもらうamazonの注文という細々とした事務作業から

自分に適したダイエット法やそろそろ読み始めたい本のこと、今後の自分についてゆっくりと向き合う、なども含む色々なことの整理をしたい。


でもそれっていいのだろうか。赤子を無視していることにならないのか。

もしかして私が育児そんな辛くないって思うのは、赤子にかまってなさすぎるせいなのか、

だから寝返りを見逃すというミスをしてしまったのか。

世の中のお母さんは1日にどれくらい赤ちゃんと目を合わせて、からだに触れて、おしゃべりをしているのだろう。


赤子の寝顔を見ながら、さみしいかったかな 楽しかったかな1日。あまりかまわなくてごめんと胸が痛んだ。


夜の赤子は左向き。日中右向きが多いのに、夜は必ず左を向いて眠る。

夜、赤子の左側には私がいる。

ものすごく勝手な憶測だけど、おかっつんのほうを向いてくれているのかなとふと思う。


赤ちゃんと会話をするってね、けっこう難しい。でも明日はもう少し赤子とおしゃべりをしよう。

お昼寝してくれてる間に片づけたいことがいっぱいあるけど、一緒に昼寝もいいかもしれない。ぐずってないときにもいっぱい抱っこしてみよう。


お母さんなんだな。私は赤子のおかっつんなんだ。









美味いローカル飯をはじめ、自分が体験して良いと思ったことを誰かに共有したい気持ち。

これはフリーペーパーの編集時代から自分の中にあるもので、そのどこが自分らしくないんだろう。自身の中で腑に落ちていないことをいくつか思いつくままに書いてみる。



以前と違ってもう仕事ではない。

にも関わらず仕事のような感覚でインスタに取り組むので、インスタグラムというアプリの気軽さと私自身の心意気との間にものすごい温度差がある。


フリーペーパーの編集をしていた頃、スマホで写真を撮り、原稿を書き、投稿することはなかった。あの頃と心持ちは変わらないのに、スマホですべてを完結できるに手軽さに度々虚しさを感じることがある。



マレーシア情報と言いつつも取材をして得た情報ではないことも引っ掛かっている。

書いているのは私の勝手な主観で、結局のところ【映えな写真+カフェラテ♪おいしい♪】と大差ないし「ぜひ行ってみてください!」と自分が情報源だと主張するような一言を添えるたびに、お前何様だよ感が募る。



ここまで書いて自分が感じている違和感が何なのか分ってきた。

マレーシア情報を発信することが”らしくない”わけではなく、それどころか私は編集時代と同じように誰かの役に立つ情報を発信できる立場でい続けたいと強く思っている。



この違和感の正体は、おそらくインスタグラムというツールを使って情報発信することにある。スマホで写真を撮り、文章を書くという作業も然り。


上に書いた通り、取材をもとにした情報ではないくせに何がマレーシア情報だよというモヤモヤに関しては、これはもうできる限りでやるしかない。

前もって聞きたいことを英語で事前準備するとか、翻訳アプリを駆使する、もしくは振り切って100%主観で勝負するとか、できることがあるはずなのに何も対策を講じない自分に対して情けなさが募っていたんだなきっと。


このブログはインスタで気軽にUPできないような心の内を綴るための日記帳にしようと作ったものだけど、試験的にマレーシア情報も含めた内容にしてみたい。


情報がもつ力ってね、けっこうすごいと信じてる。

だからこそフリーペーパーの仕事を離れても発信する立場でいたかったし、どこかの誰かの役に立ちたいという思いは持ち続けてきた。


明日出かけてみたくなるようなうずうずと楽しい気持ちを、昨日よりこの国をいいかも!と思えるような愛しい街角の一場面を届けたい。

そしてできれば、こんな思いで私はあなたに情報を共有したいと思っているよ、という気持ちも一緒に感じとってもらえれば最高だと思う。


そう、こんなに大袈裟にしちゃうことがとても自分らしいと少しにやついてしまうからこれで正解。

以前赤子が生まれたタイミングで、インスタの投稿が自分らしくない、だから今後は少し心の中身を織り交ぜながら書いていきたい、というような宣言をしたことがあった。


●スマホの写真を見返すと、ごはんやお店の外観内観ばかりでつまらない

●私ごはんの写真をスマホでばしゃばしゃ撮るの嫌いだったのに。そもそも〇〇のお役立ち情報みたいなの苦手なのに何やっちゃってるんだろう

●そう!わたしは荒ぶる感情や日々の戯言を書くことで心の整理をするタイプ

●本来の私はどこへ行ったのこんなの私じゃない!らしくない!

●これから私はもっと私らしくやってくから!そこんとこお願いしますね!


といった気持ちだったんだけど、やはり真夜中の書き物はよくない。落ち着きがないし高ぶりすぎている。何だろう。


マレーシア情報と称してインスタを続けていくうちに、確かに何やってるんだろうというもやもやはあった。

それを私は「らしくないことをしている」と感じ、以前のように感情を垂れ流すような真っすぐで取り留めのないことを書けば本来の自分を取り戻せるような気がしていた。


その後日常を綴ることは増えたけど、何か違う。


うーむ。この違和感はなんだろうなあと洗濯物を干している最中にぼんやりと考える。


続きは②で

ベトナムを離れてもうすぐ3年が経つ。大好きな気持ちがいつしか単なる執着になっていたこと、ずっと気付いてたけどそれを認めてしまえば10年分の自分が空っぽになってしまう気がしていた。


でも最近はまあまあ大丈夫。

今、私の生活はマレーシアにある。ようやくそう思えるようになった。



最近は赤子の生活リズムも整ってきて、午前中に洗濯掃除、空いた時間に夕飯の下準備。

ベビーカーでの買い物にも2回成功し「私やればできるやつやん...」とほくそ笑む。ちっちゃな挑戦を繰り返しながら試行錯誤の日々だ。


夕方に腑抜けとなっている日もあるし、授乳キャミから乳首がはみ出している日もある。疲れがピークに達する時間帯、赤子の泣きわめく声は時に凶器にもなる。


だけど楽しい。

辛かった妊娠中、歯を食いしばって強く分厚くしておいた心は今のところ折れることはない。



自分でも拍子抜けするほど子育てを辛いと感じず、子育てってもっと苦しまないといけないんじゃないかという謎の悩みを抱えたりしてたけど「おなかのときから相棒で お母ちゃん辛かったの知ってるから、しばらくは休ませたろて思ってるんじゃないですか」というやつのLINEで気持ちがすっとした。


念のためしんぺいくんにも「私子育て楽しんどるかなあ?」と聞いたら、楽しいからわくわくしてるんでしょ!とこちらも名回答だった。


うん、わくわく。その言葉がぴったり。


赤子をとおして自分の人生にやってきた出来事への挑戦とそれに伴うレベルアップが楽しくってわくわくしている。お食い初めを機に鯛を買えるようになったとか赤飯が炊けるようになったとか。新しい自分をもっともっと見てみたい。



ベビーカーでの道のりは、小さな段差が地味にきついことが判明した。新米のわたしは何度も衝突を繰り返してはごめんねごめんねと赤子の顔をのぞくけど、

だいたい堂々としているか爆睡している。むしろ舗装されてる道のほうが心地よい揺れがなくて泣く(やめて!笑)


母が多少てんやわんやしていても子は大丈夫なんだと頼もしく思った買い物の帰り道。


出生地がマレーシア国クアラルンプール市というかっこいいことになっている赤子。赤ちゃん時代の思い出はこの国で詰め込むことになるんだ。

それなら楽しく笑顔でね。家族でいっぱいマレーシアの思い出をつくろうね。

"今日の佳き日に" 幸せ溢れる凛とした響きがきれいだと思って。

もうすぐマレーシア生活も3年目に突入しちゃうなんてな。


でも最近はいいかんじよとても。以前書いた3つの投稿はそのままにリスタート。今思うことは元気になって本当によかったということ。

今でも赤子を抱きしめては一緒に頑張ってくれてありがとうと思う。お腹の中で苦しい思いをいっぱいさせたはずなのに、こんなに堂々と自由な赤子でいてくれてすごくすごくうれしい。



早速感情高ぶってきたので今日はここまで。